川崎病という謎の病

川崎病2回発症、アナフィラキシー、多数のアレルギーを保有する長男の免疫システムに疑問を抱く母のブログ




川崎病のメカニズムとアレルギー疾患

どこを調べても「〜と考えられています」「わかっていません」ばかりでイライラしてくる川崎病の情報群。メカニズムぐらい判明してるだろ!と思うのだが、原因が特定できない限りメカニズムも断言まではできないようだ。

だから医師や研究者ほど責任のない素人である私が個人的に調べて勉強したことをまとめていきたいと思う。

川崎病のメカニズム

免疫システムのバランス崩壊

人間の免疫システムは5種類の抗体から成り立ち、各々が別の役割を持って人体を守っている。

  • lgE ヒスタミンを放出、アレルギー反応を引き起こす。
  • lgG ウイルスや細菌の出す毒素を無毒化。出産時に胎盤から乳児へ移行。
  • lgM 感染初期にウイルス等を破壊。
  • lgA ウイルスや細菌の侵入を防ぐ。母乳に含まれる。
  • lgD 働きが解明されていない。

この免疫システムのバランスがなんらかのきっかけで崩壊する事により自己免疫疾患や膠原病、そしてアレルギーなどが発症する。

川崎病とアレルギーの類似点

lgEと呼ばれる免疫グロブリンEという抗体は、体に侵入してきたウイルスや菌などの害がある異物に対して反応する働きを担っている。咳や鼻水によって異物を体内から追い出すため、ヒスタミンという炎症を引き起こす物質を放出する。これが何らかの要因によって過剰反応してしまい、本来なら体にとって害ではないものにまで反応してしまうことを一般的にアレルギーと呼ぶ。花粉や食物に対するアレルギーも、この過剰反応によるものだ。要するに誤作動。

私は川崎病も同じように、この誤作動によって引き起こされるアレルギーの一種ではないかと考えている。

自己細胞へのアレルギー反応

川崎病は原因となるウイルスや菌が発見されていない。それでは川崎病においてlgEは何を異物と判断してアレルギー反応を起こしているのだろうか?…そう、自分自身の血管である。

lgEが何らかの要因により自分の血管を敵と認識してしまい、自己細胞に対してアレルギー反応を起こしヒスタミンを放出してしまうのだ。そして血管が炎症を起こし川崎病の主な症状である粘膜や皮膚の薄い部分の発赤、高熱などが引き起こされるのだろう。これは自己免疫疾患と呼ばれる。これが川崎病のメカニズムとみて間違いないのではないか。

 

川崎病とアレルギーの関連性

ヒスタミン

息子はハウスダスト動物卵、乳製品をはじめとし、様々なアレルギーを保有している。未だ判明していないものもあるかもしれない。食品に関しては完全除去で生活している。経口免疫療法を試した際は、アナフィラキシーショックを起こした

それからはヒスタミン薬を頓服として常備している。これは上述した炎症を引き起こすヒスタミンという物質の働きを抑える薬。これは川崎病患者に対する急性期の治療に用いられる場合もある薬だ

海外の医学論文にも似たような考えが

川崎病とアレルギー疾患の不思議な関係」という医学論文が和訳されているものを発見したので一部引用する。

川崎病はその病気の命名の一九六二年から四〇年以上の歴史がありますが、いずれも杉花粉が大量に飛散し花粉症の患者が多発した年に、川崎病も多数発症しているというものです。驚くべき指摘ですが、そういわれれば、川崎病の症状はアレルギー症状そのものといえます。日本は豊かになり出した一九六〇年代から、しだいに子供のアレルギー疾患が増加し始めていますが、この流れとも一致します。副交感神経優位な生き方が、川崎病の発症にもかかわっている可能性があるということでしょう。 

アレルギーと川崎病を完全に切り離して考えることはプロでもしないようだ。そう言われれば、って、そう言われなくても、どう考えてもアレルギーだと私は思うのだが。

 

最後に

息子は酷いアレルギー持ちで、お腹が弱い。免疫が正常なバランスで働いていないということだ。そのため、上記の考えがズレていなければ、川崎病にかかるのも無理がない話と言える。

私は、川崎病や多くのアレルギー疾患の根底に、もっと大変な疾患や要因が隠れているのではないか、と、日々息子の身体を案じている。

研究に携わる皆様には、一日も早く原因を解明していただきたい。心の底から応援している。どうかよろしくお願いいたします。