川崎病診断、入院へ

相変わらずの不機嫌で体温も40℃のまま朝を迎えるも、月曜まで我慢だ、と様子を見ていた。川崎病の症状について留意しつつ、注意深く観察しながら看病をする。

長男の手を握っていてふと見てみると、指先が赤い。第一関節から上が真っ赤になっている。冷えないように履かせていた靴下を脱がせて足を見てみると、足の裏や指先といった皮の薄い部分も赤い。あぁ、これ川崎病の症状がどんどん出てきたんだろうなぁ…なんて思いながら、覚悟していただけに意外と動揺もしない私だった。

もうちょっとだけ、もうちょっとだけ様子を見よう、そう言いながら入院になる覚悟や準備を進めているうちに、舌がイチゴのようにブツブツ赤くなっているのも確認した。BCGを打った跡が赤くなっていることにも気付いた。これもそうなのだろうか。

 

救急へ行き「新しい症状が2〜3つ増え、素人目から見ても川崎病なんじゃないかと思いますので診察をよろしくお願いします」と伝えると、先生は「うん、そうだねぇ…」と再び最初の発熱からの時系列を細かく聞いてきた。そして注意深く長男を観察し、奥から他の先生を2人呼んでこられ、3人揃って症状の出揃いを確認。その後、私に聞きたくなかった言葉を仰った。

川崎病の不全型、という診断で良いと思います」

覚悟はしていたので驚きもしなかったし、ハイ、では入院ですね、と淡々と事務作業を進めていった。

 

詳細な病気の説明と治療方針について伺い、長男はレントゲンの撮影と採血、そして入院に伴い点滴の針を手の甲へ刺し固定。1歳児なのでガッチリと取れないように留める。次男を完母で育てているため、付き添いで泊まる選択は取れなかった。胸が痛くてどうしようもなかったが、まずは急性期をしっかり凌がなければ。

 

明日の朝からガンマグロブリンという点滴を24時間投与し、様子を見ていくことになった。ガンマグロブリンについては詳しく調べた記事を書いたので参考にして欲しい。